参画した初年度から
初年度から、発信・採用・社内の機運になる。
宇宙に取り組むと決めた時点で、プレスリリース、採用、社内の機運に効きます。打上げの成否を待たずに得られる価値です。
ALTILAN/考え方
私たちの考え方
宇宙は、市場が後から生まれる事業領域です。買い手が現れるのは、多くの場合、技術が実証されたあと。その待ち時間は10年、20年に及ぶことがあります。だからALTILANは順序を逆にしました。技術ではなく、物語から始めます。
01 ふたつの順序
従来の宇宙開発は、技術や資産を持つ分だけ大きく始まります。市場が生まれるのは技術が完成したあとになることが多く、その空白が「死の谷」です。谷を越えて事業になることもあれば、戻れないこともあります。ALTILANは物語から始めます。物語が共感を集め、共感が参画者と資金を集め、それが技術の開発を支える。この順序で、谷に落ちずに市場へ向かいます。
技術や資産がある分、スタートは大きい。市場が生まれるまでの「死の谷」を越えて事業になる道と、谷から戻れない道がある。
技術より先に物語を書く。物語が共感を集め、共感が参画者と資金を集め、その支えで技術を開発する。市場が生まれる前に、谷を渡る仲間がいる。
文化が収益を生み、収益が技術を育て、技術が新たな文化を創る。
この循環を設計することが、ALTILANの事業です。3つの矢印は、それぞれ次のことを指します。
01文化 → 収益
小説、アート作品、業種ごとの仮説。そこに共感した企業が勉強会や診断に進み、協業の参画と受注に変わります。
02収益 → 技術
参画企業の技術や製品を宇宙機に載せ、宇宙で動かします。売上より先に、宇宙で使われた実績が積み上がります。
03技術 → 文化
1社の実績を発信すると、次の企業の入口になります。仮説は実績に変わり、ストーリーは次の仮説に書き足されます。
到達する前に、
行き先の像を書いておく。
02 物語が生んだもの
小説を書き、芸術祭に出るのは、共感を生んで人を動かし、事業を前に進めるためです。作品に共感した人が集まり、次の取り組みにつながりました。
SF小説
『POINT NEMO』
1828年の種子島、2025年の地球、2285年のタイタン。三つの時代が響き合うSF長編です。到達したい未来を、先に物語に書く試みです。
連載:TALES / 著:永利 光 / 第一巻は2026年11月刊行予定


種子島宇宙芸術祭
未知の無知 − タイタン
UNKNOWN IGNORANCE − TITAN
山上渡氏との共同制作。まだ誰も立っていない星の像を、到達より先につくる試みです。分かっていることだけで描けば予想図になる。分からなさごと画面に置くことを制作の軸にしました。
記録映像の上映
東京都現代美術館「ミッション∞インフィニティ|宇宙+量子+芸術」2026年1〜5月。種子島宇宙芸術祭2025を記録した映像作品が、同展で上映されました。
03 業種への展開
作品で確かめた書き方を、宇宙と接点のない業種に広げています。楽器、菓子、住宅設備といった業種ごとに、2040年代の宇宙でその業種が何をしているかを1本ずつ書き、仮説図鑑「宇宙現実」として公開しています。宇宙が初めての企業が、自社の業種から読み始められる入口です。

2040年代の仮説です。実績とは分けて書いています。
04 共感が生んだもの
ストーリーに共感した企業が、取り組みを動かしています。技術の比較ではなく、意味への共鳴から始まった協業です。

中部日本プラスチック社との協業
ふたつぼしプロジェクト
中部日本プラスチック社と共同で、静岡発の宇宙事業創出プロジェクトを進めています。中部日本プラスチック社が衛星の開発と実証を担い、ALTILANが事業開発を担当します。地域の企業と行政をつなぎ、参画の意味を設計するのがALTILANの受け持ちです。
05 出口の設計
宇宙への参入は、すぐには売上になりません。参画した企業が何をどの順番で得るのか、先に示します。
01 / 03
得られる
参画した初年度から
宇宙に取り組むと決めた時点で、プレスリリース、採用、社内の機運に効きます。打上げの成否を待たずに得られる価値です。
数年をかけて
部品や素材が軌道上で動いた実績は、フライトヘリテージと呼ばれ、宇宙機器の受注で最初に問われます。
その先に
積み上げた実績をきっかけに、下の6つの形で収益や受注につなげます。売上が立つのはここです。
実績が収益につながる6つの形
認知と実績 → 次の機会 → 収益の順に
実証で得た信用を、部品供給の受注につなげる
自社で得た知見を活かし、他社に搭載・実証の場を提供する
宇宙の安全(衛星の監視など)に関わる公共の需要に応える。長期の選択肢
宇宙で使われた実績を、本業のブランドと採用に活かす
宇宙で培った品質と信用を、輸出の後押しに変える
ストーリーへの共感を、参画と資金の循環に変える
打上げは通過点。そこで得た実績から、次の事業が始まる。
認知と実績とともに、最初から小さく売上をつくる。
将来的に大きな成果へ。
06 目指す先
見据える先は土星の衛星タイタン。人類が到達するのは数十年先ですが、その挑戦にいまから加わります。
2030
地域の企業の技術・製品・企画を載せた衛星で、宇宙での技術実証を目指す。
2045
世界で進むタイタン探査に、日本の地域から加わる。ALTILANが置くマイルストーン。
2090
Humans to Titan Summit で共有された長期の目標。その道のりの一部を担う。